生誕95年 オードリー・ヘプバーン写真展

『ティファニーで朝食を(1961)』より　mptvimages.com

女優、オードリー・ ヘプバーン (1929-1993 ベルギー 生まれ)は、バレリーナを夢見ていた女の子でした。 1948年、ロンドンに渡り、バレエスクールに入学しますが、高身長のためプリマを断念。その後いくつかの舞台や映画に出演していましたが、1951年、映画『モンテカルロヘ行こう』撮影時にフランスの作家シドニー＝ガブリエル・コレットに見いだされ、ブロードウェイ・ ミュージカル『ジジ』の主演女優に抜擢されます。そしてハリウッド映画『ローマの休日』のスクリーンテストに見事合格、王女役をつかみ取ったオ一ドリーは気品に満ちたプリンセスを可憐に演じ、一躍スターヘの道を歩み始めます。前髪を短く切り、サイドをカールした髪型 “ヘプバーンカット”は話題を呼び、映画『麗しのサブリナ』では自らがジバンシィのパリ・コレクションより衣装を選ぴました。黒のトップス、細身の八分丈パンツにフラットシューズは“サブリナファッション”として世界中にブームを巻き起こし、ファッションアイコンとしても多くの女性のあこがれの的となりました。

『ローマの休日』『パリの恋人』『ティファニーで朝食を』『シャレード』『パリで一緒に』『マイ・フェア・レディ』『おしゃれ泥棒』など数多くの映画を大ヒットさせ、プライベートでは二人の息子の母となり、また晩年にはユニセフ(国際連合児童基金)親善大使として困難な生活を送る子ども達の保護活動に貢献しました。オードリーの信念のある生き方は、今も多くの人々から共感を得ています。本展は、2024年が生誕95年となることを機に、彼女が出演した映画をテーマに、著名な写真家の作品を含む約120点に加え、雑誌等で撮影されたエレガントでチャーミングな表情や晩年の活動を記録した写真からセレクトした写真も展覧します。

『マイ・フェア・レディ(1964)』より
©Bob Willoughby/mptvimages.com

［イントロダクション］
世紀を超えて世界中の人々に愛され続ける、ラブストーリーの最高傑作にして永遠の名作『ローマの休日』が製作70周年を迎え、4Kレストア版でスクリーンに復活！
千年の都、美しいローマの街を背景に繰り広げられる王女アンと新聞記者ジョー・ブラドリーのロマンティックで切ない物語は世界中の観客を虜にし、当時無名の新人女優だったオードリー・ヘプバーンは一躍、大スターとなった。
名匠ウィリアム・ワイラー監督、原案ダルトン・トランボらが紡いだ珠玉のストーリー、そしてアカデミー賞®衣装デザイン賞を受賞した煌びやかな衣装の数々を、4K映像でふたたび瞼に焼き付ける、貴重なリバイバル・ロードショー。

※映画についてのお問合せ先 082-546-1158